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LPC800 (13) Clock Test (1)
2013-07-11


禺画像]
気を取り直してクロックの動作確認だ。
LPC8xx Clock and PLL Configuration Tool もあるし、μVision4 の Configuration Wizard もあるのでテストは簡単だ。そのほかの条件は
PLL input = 12(MHz) IRC Oscillator
位だろうか。
No.        MainCLK  MSEL   M       PSEL    P       FCCO    SYSAHB  SystemCLK
        (MHz)   binary          binary          (MHz)   CLKDIV  (MHz)
1       12      00000   1       11      8       192     1       12
2       24      00001   2       10      4       192     1       24
3       60      00100   5       01      2       240     2       30
4       72      00101   6       01      2       288     2       36
5       84      00110   7       00      1       168     2       42
6       96      00111   8       00      1       192     2       48
7       108    01000   9       00      1       216     2       54
8       120    01001   10      00      1       240     2       60
確認する Systemclock は 12MHz から 60MHz を予定している。赤文字はスペックオーバーを意味する。
ここで、スペックをまとめておこう
PLL input  10 MHz to 25 MHz.
MainCLK         100MHz 以下。
FCCO            156 MHz to 320 MHz.
SystemClock     30MHz 以下。



1番から順番に試していく。
3番までは今の所問題ない。
4番36MHz、いける。
5番42MHz、これもokだ。
6番48MHz、動かない。
ここまでか?と思いつつ7番54MHz、動く。
さあ、8番60MHz、動かない。
54MHzが限界か?しかし、気になるのは6番。なぜ動かないんだ?
パラメータを変えて全てスペック内に収めてみる。
No.        MainCLK  MSEL   M       PSEL    P       FCCO    SYSAHB  SystemCLK
        (MHz)   binary          binary          (MHz)   CLKDIV  (MHz)
9       96      00111   8       00      1       192     4       24



動かない。
M = 8 の時だけ例外的に動かないのだろうか?
User manual にも Errata sheet にも特に記述が無い。
というわけで動作最大 SystemClock は 54 MHz が確認できた。
しかし、もう少しやってみよう。
No.        MainCLK  MSEL   M       PSEL    P       FCCO    SYSAHB  SystemCLK
        (MHz)   binary          binary          (MHz)   CLKDIV  (MHz)
10      60      00100   5       01      2       240     1       60
11      72      00101   6       01      2       288     1       72
12      84      00110   7       00      1       168     1       84

10番60MHz、動く。
え...動くんだ!
じゃあ11番72MHz、動くが一部文字化けする。
これは動かないだろう。12番84MHz、やっぱり動かない。
とうとう、60MHzでも動いた。72MHzは怪しいので動かなかったことにしておこう。それにしてもかなり余裕を見てあるんだ。
正確に言うと本当に動いているかどうかは分からない CLKOUT をオシロスコープででも観測するのが正しい判断の方法かもしれない。


環境:LPC800 Mini Kit (LPC810M021FN8)
    + Keil MDK-ARM V4.53
    + LPC800 Support for version 4.60 of Keil MDK-ARM
    + GCC Sourcery CodeBench Lite 2012.09-63
    + LPC810 CodeBase
    + Flash Magic Version 7.50
[ARM]
[マイコン]

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